中国語は学びやすい言葉です

前にも書いたように、中国語は日本人にとって易しい外国語です。実は日本人にとってだけではなく、ほかの民族の人にとっても中国語はかなり簡単だと、最近つくづく思うようになってきました。The Straits Timesに掲載されたChinese is an Easier Language to Learn という文章にも同じようなことが書かれています。

もちろん、流暢できれいな文章を書くのはそう簡単ではないです。また、大人になってから漢字を習うのは確かに大変です。日本人の場合なら、一番難しいのは発音でしょう。

でも私が言いたいのは、中国語会話の基礎のルールは極めて単純で、基本的に誰にでも入りやすい言葉です。

以前の投稿に語順について書きましたが、今回は文法について少し話してみたいと思います。

例えば、「食べる」という単語には、英語だと’eat’, ‘eating’, ‘ate’, ‘eaten’ 、形がいくつかあります。それに反して、中国語なら、過去であれ、現在であれ、未来であれ、たったひとつの“吃chī”だけで十分に応用できます。

次に日本語と比較してみれば、日本語の場合語尾があり、動詞と形容詞の後ろに「尻尾」があります。「食べる」という動詞ならわりと簡単で、「食べている」、「食べた」、「食べていた」、「食べます」などになります。しかし「言う」になりますと、「言っている」、「言った」、「言っていた」、「言います」などと、「っ」という促音が要ったり要らなかったりします。形容詞の場合、ナ形容詞の「綺麗」という単語が、「綺麗です」、「綺麗な」、「綺麗だった」などに変わったりします。イ形容詞の「可愛い」になると、「可愛いです」、「可愛い」、「可愛かった」などになります。中国語の場合、動詞にも形容詞にも尻尾がありません。

言い換えれば、英語や日本語を勉強する初心者は、脳細胞をかなり使うわけにはいかないのです。

中国語と英語で簡単な例を挙げてみれば、

1a. I ate rice yesterday.
1b. I am eating rice again today.
1c. I will eat rice again tomorrow.
2a. 我 昨天吃饭。
2b. (我)今天也吃饭。
2c. (我)明天也吃饭。

単語数を比較してみれば、中国語のほうがよほど少ないです(英語:11個;中国語:6個*)。どんな場合原形のままでいいのか、どんな場合過去形にしなければならないのか、慣れるまではかなり戸惑うでしょう。また、英語の場合、主語によって、助動詞を間違えないようにしなければなりませんし、そのうえ、動詞に ‘s’ を付けるのか付けないのか、気をつけなければならないのです。しかし中国語なら、動詞と助動詞は主語に基本的に影響されません。

もちろん、上述の中国語の例文をニュアンスを考慮してより複雑な文にすることもあります。しかし、初心者がルールも単語もそれほどたくさん覚えなくてもパーフェクトな文を作れるというのは確かなことです。

(*注:漢字イコール単語というわけではない)

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