字を書く練習も忘れずに―コツはコツコツやること (2)
前に音読の重要性(コツはコツコツやること―(1))について話しました。次に紹介したいコツは、字を書くことです。
なんてつまらない学習法だな…と思っていませんか。それに、日本人なので漢字がもう書けますから字を書く練習なんてしなくてもいいでしょう…と考えているかもしれません。
しかし、字を書くことは本当に不思議な効果をもたらすのです。
私自身もそうしてきました。また、今、生徒たちを観察してみたら、やはり字の練習をする生徒のほうが授業をより楽しめるようだし、進歩も比較的速いです。
書くことは読むこと、理解することとつながっているようです。手を動かしていると、習った情報がもっとしっかりと頭に入るのではないかと思います。そして、書きながら音読するのが一番です。
それに、日本語にも漢字があるといっても、読み方が違うのは言うまでもなく、意味も書き方も微妙に違う場合が多いです。つまり、同じようで違う字なのです。頭の中である程度調整をする必要がありますので、子供のようにもう一度練習するに越したことはないです。
私は生徒たちがなぞり書きができるようにピンインの欄が付いてある簡単な練習帳を作りました。より多くの方に利用していただければと思っていますので、サンプルをここに載せます。
- Facebookのアカウントでログインすればダウンロードできます。直接プリントする場合ダウンロードが必要ありませんが、印刷の質が悪いです。
- ワードのマージンだけ(余白1.27)調整が必要かもしれません。フォントや段落などの調整ができていますので、練習したい漢字だけ入れ替えれば結構です。
- “楷体” (kaiti) で練習するようにしましょう。